薄笑う(読み)ウスワラウ

デジタル大辞泉 「薄笑う」の意味・読み・例文・類語

うす‐わら・う〔‐わらふ〕【薄笑う】

[動ワ五(ハ四)]小ばかにしたような笑みをかすかに浮かべる。
「『あなたでしょう?』―・うのを見て、『そうなのよ。…たいへんな人ねえ』」〈里見弴・安城家の兄弟
[類語]笑う嘲笑あざわらせせら笑う微笑む笑む笑い飛ばす笑い崩れる笑いける笑い転げる笑いさざめく吹き出すほくそ笑むにこつくにたつくにやつく若気にやけやに下がる相好を崩す腹の皮をよじ腹の皮を腹を抱える御中おなかを抱えるおとがいを解く目を細める一笑に付すにやにやにんまりにやりにこにこにっこりにこりにこやかにたにたにたりくすくすくすりくつくつ莞爾かんじくっくっとうふふえへらえへらえへへいひひあははにかっとからから薄笑い忍び笑い盗み笑い嘲笑冷笑嗤笑ししょう鼻で笑う

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精選版 日本国語大辞典 「薄笑う」の意味・読み・例文・類語

うす‐わら・う‥わらふ【薄笑】

  1. 〘 自動詞 ワ行五(ハ四) 〙 顔の表情をかすかに動かして笑う。薄笑いをする。
    1. [初出の実例]「其時、門部府生、うすわらひて」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)一五)

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