中国の化石人類。1963~64年に陝西(せんせい/シャンシー)省藍田県で下顎(かがく)骨および頭骨破片が発見された。発掘は中国科学院によって行われ、チョッピング・ツール(敲打器(こうだき))などが伴出した。時代は50万~60万年前とみられ、周口店遺跡の北京(ペキン)原人より古い。
眼窩(がんか)上隆起が著しく発達し、眉間(みけん)で左右の隆起が連続している。眼窩の後方で頭骨は大きく狭まる。低頭で脳容積は780ミリリットルと推定され小さい。左右の下顎第三大臼歯(きゅうし)が先天的に欠如しているが、この時代のものとしてはきわめて珍しい。原人段階に属するが、北京原人より古いタイプである。
[香原志勢]
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