藍紙本万葉集(読み)あいがみぼんまんようしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「藍紙本万葉集」の意味・わかりやすい解説

藍紙本万葉集
あいがみぼんまんようしゅう

平安時代古筆の一つ。薄藍色のすき紙に『万葉集』を書写した巻子本 (かんすぼん) 。「らんしぼん」ともいう。国宝。 20巻のうち巻9 (京都国立博物館) ,10,18の3巻が残巻として伝わる。藤原公任筆ともいわれたが藤原伊房 (これふさ) の書。料紙銀砂子をまき,天地の墨界がある。力強い書風で古筆五種万葉の一つ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む