藩士(読み)ハンシ

デジタル大辞泉 「藩士」の意味・読み・例文・類語

はん‐し【藩士】

江戸時代大名家臣藩臣

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「藩士」の意味・読み・例文・類語

はん‐し【藩士】

  1. 〘 名詞 〙 藩の武士。大名の家来。藩臣。
    1. [初出の実例]「数箇の藩士景に脊て酒を酌む。蓋し茶婢を挑むに係る」(出典:江戸繁昌記(1832‐36)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の藩士の言及

【藩】より

…しかしこの時期には,藩という用語は漢学者などきわめて限られた人々にしか使用されていなかった。江戸時代後期に入ると,藩という用語の使用例は多くなり,大名がみずからの領地を藩と呼び,その家臣たちは藩士と自称することが見られるようになる。これは,後期に入ると大名の改易・転封がきわめて少なくなり,大名の領主としての連続性と所領範囲の固定化,さらにはこれらのことを基礎にした政治的,地域的なまとまりが徐々に強まっていったことに対応したものである。…

※「藩士」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android