デジタル大辞泉
「藪から棒」の意味・読み・例文・類語
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やぶ【藪】 から 棒(ぼう)
※俳諧・生玉万句(1673)「鶯は藪から棒のたか音哉〈問也〉 咲やり梅のとかる言の葉〈
未学〉」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
藪から棒
藪から棒がいきなり突き出されたように、言動が唐突なこと。特に、前後の脈絡なしに、突然、話を持ち出されることをいう。
[使用例] 「だから兄さんを助けると思ってうんとお言い」「だって訳も話さないで、藪から棒にそんな無理を言ったって」「訳は聞きさえすれば、いくらでも話すさ」「よくってよ、訳なんか聞かなくっても、私お嫁なんかに行かないんだから」[夏目漱石*虞美人草|1907]
[解説] 多くの場合、突然、別なことを言い出された側が言うことばで、驚きや困惑した気持ちを表します。
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