蘊蓄(読み)ウンチク

デジタル大辞泉 「蘊蓄」の意味・読み・例文・類語

うん‐ちく【×蘊蓄/×薀蓄】

[名](スル)《「蘊」「薀」とも、たくわえる意》
蓄えた深い学問知識。「東西古典に―が深い」
物を積み、蓄えておくこと。
「以て余力を―すべし」〈東海散士佳人之奇遇
[類語]学識造詣学問教養知識該博学殖素養碩学篤学博学博識博覧強記有識物知り生き字引博覧

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「蘊蓄」の意味・読み・例文・類語

うん‐ちく【蘊蓄・薀蓄】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「蘊」「薀」は積む意 )
  2. ( ━する ) 物などを積みたくわえること。蓄積
    1. [初出の実例]「異質有て能く光素をて蘊畜し」(出典舎密開宗(1837‐47)内)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公二五年〕
  3. 十分研究してたくわえた学問、技芸などの深い知識。
    1. [初出の実例]「薀蓄の益々深きを想はしむるばかり」(出典:思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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