虎視(読み)コシ

デジタル大辞泉 「虎視」の意味・読み・例文・類語

こ‐し【虎視】

虎が獲物をねらうときのように、鋭い目つきで見まわすこと。転じて、じっと機会をうかがうこと。
[類語]凝視熟視見る目を凝らす目を据える瞳を凝らす瞳を据えるまじまじじっとじろじろじろりきょろりぎょろりきょときょときょろきょろぎょろぎょろしげしげつくづくはたはった明視がん熟覧細見嘱目瞠若どうじゃく瞠目どうもくめつすがめつの目たかの目のみ取りまなこ視一視目する見入る見張る見澄ます目を凝らす注目虎視眈眈たんたん注視刮目かつもく目配り目撃着目着眼直視正視眺める見遣る見詰める見据えるにら目に留まる目を留める目を配る目を注ぐ目を付ける目を向ける目をくれる視線を注ぐ目を遣る目にする目を奪われる目を輝かす目を光らす目を転ずる目を向ける目が行く目を皿にする

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「虎視」の意味・読み・例文・類語

こ‐し【虎視】

  1. 〘 名詞 〙 虎が獲物をねらうように鋭い目で見つめること。主に、機会をねらっているさまに用いる語。「虎視眈眈」
    1. [初出の実例]「安不危。况虎視方久」(出典本朝文粋(1060頃)二・新羅賊勅符〈兼明親王〉)
    2. [その他の文献]〔李白‐古風〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「虎視」の読み・字形・画数・意味

【虎視】こし

虎が鋭くねらい見つめる。〔易、頤、六四〕虎眈眈(たんたん)、其の欲(ちくちく)たるも、咎(とが)无(な)し。

字通「虎」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android