蝸牛管(読み)カギュウカン

デジタル大辞泉 「蝸牛管」の意味・読み・例文・類語

かぎゅう‐かん〔クワギウクワン〕【×蝸牛管】

内耳の蝸牛内にある膜迷路一部。中は内リンパで満たされる。渦巻き細管

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精選版 日本国語大辞典 「蝸牛管」の意味・読み・例文・類語

かぎゅう‐かんクヮギウクヮン【蝸牛管】

  1. 〘 名詞 〙 内耳の蝸牛殻の中にある管。螺旋状内部リンパ液で満たされており、聴覚受容器がある。

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世界大百科事典(旧版)内の蝸牛管の言及

【聴覚】より

…外耳は哺乳類で発達するが,鳥類にも一部みられる。内耳のうちで聴覚に関係するのは球形囊で,鳥類では球形囊が長くのび,哺乳類ではさらに蝸牛(かぎゆう)管に発達する。これに伴い有毛細胞の数も多くなっている。…

※「蝸牛管」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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