螺杯(読み)らはい

精選版 日本国語大辞典 「螺杯」の意味・読み・例文・類語

ら‐はい【螺杯・螺盃】

  1. 〘 名詞 〙 夜光貝で作った杯。
    1. [初出の実例]「蔵人式云〈略〉次以螺盃銅盞、各賜一巡〈螺盃使舞人等料、銅盞陪従料、蔵人奉仰〉」(出典政事要略(1002頃)二八)

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普及版 字通 「螺杯」の読み・字形・画数・意味

【螺杯】らはい

おうむ貝で作った杯。唐・張籍開州の盛山十二首に和す。流杯渠〕詩 酒、白螺の杯 れに隨ひて去りて復(ま)た回る 人の把處を知るに似たり 各に向つて來る

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