精選版 日本国語大辞典 「血縁集団」の意味・読み・例文・類語
けつえん‐しゅうだん ‥シフダン【血縁集団】
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
血縁関係は、居住関係に基づく地縁と並んで、集団構成の重要な原理の一つである。ある集団への所属が血縁関係に基づいて個人に帰属するといった場合がそれで、このようにして構成される集団を血縁集団、または親族集団とよぶことがある。血縁集団のうち、特定の祖先を共有する形で成立しているものを出自集団descent groupという。血縁は親子関係の連続としてたどることができるが、特定の共有祖先との関係設定において、親子関係のうち、父方または母方の、いずれか一方の性の親だけを用いる様式があり、これに基づいて構成される集団を、単系出自集団unilineal descent groupという。父系出自集団は始祖から、父方つまり男だけを介して関係がたどれる人々からなり、母系出自集団は逆に女性だけを通じてたどれる人々からなる。このように性を一方だけに限定しないものは、一括して共系出自集団cognatic descent groupとよぶ。血縁集団には、このように特定の祖先との関係で組織される出自集団のほかに、自己を中心に同心円状に広がり、しばしば明確な境界を欠いたキンドレッドとよばれる形をとるものもある。
[濱本 満]
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
11/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
10/26 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典を更新
10/19 デジタル大辞泉プラスを更新
10/19 デジタル大辞泉を更新
10/10 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
9/11 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新