衆議統裁(読み)シュウギトウサイ

デジタル大辞泉 「衆議統裁」の意味・読み・例文・類語

しゅうぎ‐とうさい【衆議統裁】

会議で、出席者が各自意見を述べたあと多数決を採らないで、委員長議長裁断を下すこと。

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精選版 日本国語大辞典 「衆議統裁」の意味・読み・例文・類語

しゅうぎ‐とうさい【衆議統裁】

  1. 〘 名詞 〙 委員会のような会議で、各自の意見を述べさせ、多数決をとらないでその取捨選択を委員長や議長が行ない、裁断を下すこと。

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世界大百科事典(旧版)内の衆議統裁の言及

【大政翼賛会】より

…翼賛会は〈国防国家体制〉の政治的中心組織として位置づけられ,〈大政翼賛の臣道実践〉をスローガンに大政翼賛運動を推進した。会の運営は多数決原理を廃止し,ナチスの指導者原理をまねた〈衆議統裁〉(衆議はつくすが最終決定は総裁が下す)方式によっておこなわれた。総裁は首相が兼任し(歴代総裁は近衛,東条英機,小磯国昭,鈴木貫太郎),事務総長以下の全役員の任免権を握り,中央本部には総務・組織・政策・企画・議会の5局と23部が置かれた。…

※「衆議統裁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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