天皇が行幸時に,臨時に滞在する場所。儀制令に規定がある。行宮(かりみや)が建物を重視するのに対して,天皇の居場所を重視した用語。具体的には臣下の邸宅・寺・官衙などを臨時に利用・転用した。「あんざいしょ」と読むのは中世以降か。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…奈良時代には,巡幸に先だつ1ヵ月ほど前に,あらかじめ行程をはかって造営されるのがふつうであった。似た語句に〈行在所(あんざいしよ)〉がある。養老令の儀制令に,行幸中の天皇のことを〈車駕(きよが)〉といい,車駕の所に赴くことを,行在所にもうでるといえ,と規定している。…
…《続日本紀》などにみえて旅行中の天皇の宿泊所をさしており,急場の一時的な皇居あるいは宮殿のことをいう。後世では行在所(あんざいしよ)という。行宮(あんぐう)ともほぼ同義であるが,滞在が比較的長期にわたる場合とくに行宮と呼ぶことが多い。…
※「行在所」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...
5/20 小学館の図鑑NEO[新版]昆虫を追加
5/14 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新
4/12 デジタル大辞泉を更新
4/12 デジタル大辞泉プラスを更新