行歩(読み)コウホ

デジタル大辞泉 「行歩」の意味・読み・例文・類語

こう‐ほ〔カウ‐〕【行歩】

[名](スル)あるくこと。歩行
愚人は暗黒の中に―す」〈中村訳・西国立志編

ぎょう‐ぶ〔ギヤウ‐〕【行歩】

歩くこと。歩行。
「身に病付きて―することあたはず」〈今昔・一三・二〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「行歩」の意味・読み・例文・類語

ぎょう‐ぶギャウ‥【行歩】

  1. 〘 名詞 〙 あるくこと。歩行。こうほ。ぎょうほ。
    1. [初出の実例]「行歩難堪、不能早参悚畏申之由、伺縦容可奏者」(出典:権記‐長徳四年(998)三月一三日)
    2. 「身に病付て、行歩(ぎゃうぶ)する事不能(あたは)ず」(出典今昔物語集(1120頃か)一三)

こう‐ほカウ‥【行歩】

  1. 〘 名詞 〙 あるくこと。歩行。ぎょうぶ。
    1. [初出の実例]「邑は建徳に隣(ちか)うして行歩にあらず境は無何(ぶか)に接してすなはち坐亡す〈具平親王〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    2. [その他の文献]〔礼記‐経解〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「行歩」の読み・字形・画数・意味

【行歩】こうほ

歩み。

字通「行」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報