表現主義の音楽(読み)ひょうげんしゅぎのおんがく(その他表記)music of expressionism

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「表現主義の音楽」の意味・わかりやすい解説

表現主義の音楽
ひょうげんしゅぎのおんがく
music of expressionism

自己内奥の世界を構成的あるいは情緒的に外に向けて鋭く表出しようとする音楽。音楽上の印象主義(→印象主義音楽)が外界印象を音に表そうとするのに対して,このように呼ばれる。後期ロマン派(→ロマン主義)のフランツ・リスト,グスタフ・マーラー,アレクサンドル・スクリャービンらにもみられるが,絵画におけるキュビスムフォービスムと並行して興ったアルノルト・シェーンベルクを中心とする新ウィーン楽派作風に著しい。(→表現主義

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む