表章(読み)ヒョウショウ

デジタル大辞泉 「表章」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐しょう〔ヘウシヤウ〕【表章】

[名](スル)あらわして明らかにすること。

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精選版 日本国語大辞典 「表章」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐しょうヘウシャウ【表章】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あらわして明らかにすること。ほめあらわすこと。
    1. [初出の実例]「此経(けい)をよく尊信表章(ヘウシャウ)する人おほし」(出典翁問答(1650)上)
    2. [その他の文献]〔漢書‐武帝紀賛〕
  3. あることがらを、具体的・象徴的にあらわしている事物
    1. [初出の実例]「数多の命令法は只文章の表章に止りて、敢て断定の搆成に用ふることを得ずと雖も」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「表章」の意味・わかりやすい解説

表章
おもてあきら

[生]1927.4.26. 石川,金沢
[没]2010.9.7. 千葉,松戸
能楽研究者。東京文理科大学卒業。法政大学教授,野上記念法政大学能楽研究所所長を歴任能勢朝次師事世阿弥能楽論(→世阿弥),能楽史を研究。半世紀にわたって能楽研究を牽引し,多くの後進を育てた。2010年日本学士院賞恩賜賞。著書に『能楽史新考』(1巻 1979,2巻 1986),『喜多流成立展開』(1994),『大和猿楽史参究』(2005),『観世流史参究』(2008),『昭和の創作「伊賀観世系譜」』(2010)がある。(→

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「表章」の解説

表章 おもて-あきら

1927-2010 昭和後期-平成時代の国文学者,能楽研究者。
昭和2年4月26日生まれ。昭和41年法大教授。法大能楽研究所で能楽関係資料の収集と研究をすすめ,能楽史研究に成果をあげた。国立劇場専門委員として,能,狂言の保存と普及につとめる。「喜多流の成立と展開」で平成7年角川源義賞。22年「能楽史の研究」で学士院恩賜賞。平成22年9月7日,自宅で死去しているのが見つかった。83歳。石川県出身。東京文理大卒。著作に「金春(こんぱる)古伝書集成」「能楽史新考」「観世流史参究」など。

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百科事典マイペディア 「表章」の意味・わかりやすい解説

表章【おもてあきら】

能楽の研究者。法政大学教授。北海道稚内市出身。東京文理大学卒業。能楽の史料保存と分析業績をあげた。法政大学能楽研究所所長。主著に《喜多流の成立と展開》(1994年,平凡社)。

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普及版 字通 「表章」の読み・字形・画数・意味

【表章】ひようしよう

顕章する。

字通「表」の項目を見る

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