精選版 日本国語大辞典 「表」の意味・読み・例文・類語
おも‐て【表】
ひょう ヘウ【表】
ひょう‐・する ヘウ‥【表】
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天皇に対して祝賀の意を表すため、また官職を辞するために奉る文書。祝賀の表には、朔旦冬至(さくたんとうじ)の表などがある。陰暦11月1日が冬至にあたると、めでたいこととして祝宴が開かれたが、このとき群臣が祝意を表すために奉ったものである。表は儀礼的意味をもつ文書であるから、上質の高檀紙(たかだんし)を用い、裏紙や懸紙(かけがみ)などの五枚の紙からなっている。なお辞表は、平安中期以降、摂政(せっしょう)、関白(かんぱく)、大臣などに任ぜられたとき、謙遜(けんそん)して辞表を呈出する慣習に基づいて奉るものである。
[百瀬今朝雄]
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皇后・皇太子以下の臣下が天皇・太上天皇にたてまつる文書。書出しは男ならば「臣某言」,女ならば「妾某言」とし,書止めは「臣(妾)某誠惶誠恐頓首頓首死罪死罪謹言」とするのが例。国家の慶事にあたっての賀表や官を致仕(ちし)する際の辞表,天皇の恩恵を辞退する抗表(こうひょう)があるが,平安時代以降は辞表が中心となる。前近代の東アジア外交のうえで,朝貢国の国王が朝貢をうける国の皇帝へ提出した外交文書も表という。
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…本丸の主要な建物は天守閣(1657年以後なし)と本丸御殿である。本丸御殿はその用途により表,中奥,大奥に3区分されていた。表は謁見などの儀式を行う広間と,日常諸役人が詰めて執務する諸座敷からなり,幕府の中央政庁にあたる。…
…江戸城内殿舎の奥向の称。江戸時代には,大名・旗本など大身の武家の邸宅では,当主を中心として家政処理や対外的応接などを処理する〈表〉と,当主の妻を中心に子女たち家族が生活する〈奥〉とが明確に区別されていた。将軍の居城たる江戸城の本丸・西丸・二丸などの殿舎でも表と奥の区分があり,江戸城の奥向を他の大名などと区別してとくに〈大奥〉と称した。…
…江戸時代に武家の奥向に仕えた女性の総称。江戸時代には将軍家,大名,旗本など,身分ある武士の邸宅では“表”と“奥”の区別が厳重にたてられ,当主以外の男子は奥には入れなかったから,御広敷とよばれる奥向管理事務の男子役人以外は,奥向の諸事はすべて女性で弁じた。その武家奥向に仕える女中が奥女中である。…
…農耕社会でも焼畑を経営する人々の住居は多少なりとも移動性を伴う。遊牧民ベドウィンのテントやモンゴルのゲルに代表されるような移動式住居は,われわれにもう一つの住居観を教えている。それは一ヵ所に定住しない世界であり,家船(えぶね)を住居とする漂海民にも通じていく。…
…その構成は,まず有史以来のおもな王朝の編年史を〈本紀(ほんぎ)〉12巻とし,政治史を中心とする歴史過程の大綱を示す。次に,その歴史過程の認識をより正確にするために,系図および年表を10巻の〈表〉に示す。この年表によって諸侯の国々のおもな事件を王朝の編年史に結びつけ,また事件がめまぐるしく起こった時代については,月単位の月表を作った。…
…中国における文章の一形式で,臣下が君主に上(たてまつ)る意見書のこと。古くは上書といい,漢代では章,奏,表,議などといった。魏・晋時代以後は啓といい,唐・宋時代では表,状,剳(さつ),書などともよばれた。…
※「表」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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少子化とは、出生率の低下に伴って、将来の人口が長期的に減少する現象をさす。日本の出生率は、第二次世界大戦後、継続的に低下し、すでに先進国のうちでも低い水準となっている。出生率の低下は、直接には人々の意...
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