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裂果(読み)レッカ

デジタル大辞泉 「裂果」の意味・読み・例文・類語

れっ‐か〔‐クワ〕【裂果】

裂開果れっかいか

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関連語 裂開果 名詞

精選版 日本国語大辞典 「裂果」の意味・読み・例文・類語

れっ‐か‥クヮ【裂果】

  1. 〘 名詞 〙れっかいか(裂開果)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「裂果」の意味・わかりやすい解説

裂果
れっか

果実発育中あるいは収穫・輸送中などに割れる現象をいい、経営上の問題となる。発育中の裂果は、果皮の発育が果肉の発育より小さいときにおこる。一因は遺伝的で、種や品種によりおきやすいものがある。また、栽培的には、土壌が浅く保水力のない圃場(ほじょう)で、乾いたあとに雨があると多発する。結果過多、房内の果粒の密着、病菌付着なども原因となる。柑橘(かんきつ)類、欧州系ブドウ、ネクタリン、日本ナシ、トマトスイカなどにみられる。輸送中の裂果は皮の薄いスイカに多い。

[飯塚宗夫]

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栄養・生化学辞典 「裂果」の解説

裂果

 果実が自然に裂ける現象.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の裂果の言及

【実】より

…果皮の形態に基づいて実を分類すると次のようになる。まず果皮が乾いている乾果dry fruitと多汁質の液果fleshy fruitに二大別され,乾果はさらに果皮が裂開して種子が外へ出る裂果dehiscent fruitと裂開しない閉果indehiscent fruitに分けられる。裂果はふつう多数の種子をもつ実にみられ,裂開は離生めしべでは,心皮の辺縁の合着部(シャクヤク),心皮の背側(モクレン),合着部と背側の両方(マメ類)にそって起こる(図4)。…

※「裂果」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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