精選版 日本国語大辞典 「複葉」の意味・読み・例文・類語
ふく‐よう ‥エフ【複葉】
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葉身が複数の部分に分かれている葉をいう。単葉に対する語。分かれている部分を小葉とよび、小葉の並び方や軸との位置関係からいくつかの形がある。葉軸の左右に小葉が並ぶものが羽状複葉で、このうち、軸の先端に小葉があるものを奇数羽状複葉(フジなど)、先端の小葉を欠くものを偶数羽状複葉(ナンキンマメなど)とよぶ。葉軸からさらに側軸を出して、これに小葉が左右につくものは2回羽状複葉(ネムノキなど)とよばれる。葉柄の先端に小葉を放射状につけるものは掌状複葉(アケビなど)とよばれる。ただし、葉柄の先端に3枚の小葉をもつものについては三出複葉(クズなど)とよばれる。なお、原則的には羽状複葉であるバラの葉でも、その小葉が三葉だけであるため、三出複葉となることがあるし、ミツバアケビでみられる三出複葉はアケビと同属という関係を考えれば掌状複葉に関連が深いとみることができる。したがって、三出複葉が羽状複葉と掌状複葉のいずれに関係が深いかは、種類によって違うと考えなければならない。三出複葉の左右の小葉の軸の外側へさらに小葉をつけるものを鳥足状複葉(とりあしじょうふくよう)(ヤブガラシなど)という。一般にシダ植物には複葉が多く、葉軸から側軸を出し、その側軸からさらに側軸を出すというような3回羽状複葉など複雑なものがみられる。なお、シダ植物では、葉の説明として羽片、小羽片の語がよく用いられる。羽片とは小葉のことであり、小羽片とは細かく2回、3回と何回か分かれた複葉の一つ一つの小葉を意味している。
[原 襄]
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