西トゥルカナ遺跡(読み)にしトゥルカナいせき(英語表記)West Turkana

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「西トゥルカナ遺跡」の意味・わかりやすい解説

西トゥルカナ遺跡
にしトゥルカナいせき
West Turkana

ケニア北部トゥルカナ湖北部の西岸にある鮮新世更新世(約 400万~70万年前)の化石包含地。リチャード・リーキーらの調査により,豊富で多様な哺乳類化石のほかに,ヒト科化石としては約 160万年前の原人骨格と,約 250万年前の猿人(アウストラロピテクス・エチオピクス)の頭骨が発見されている。前者は原人化石としては保存状態が最もよく,しかも年代的に最も古い化石の一つである。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android