西ノ島[町](読み)にしのしま

百科事典マイペディア 「西ノ島[町]」の意味・わかりやすい解説

西ノ島[町]【にしのしま】

島根県隠岐(おき)郡,隠岐諸島の西ノ島全域を占める町。主集落境港市美保関(みほのせき)町(現・松江市)から船便がある浦郷(うらごう)と別府漁業を主とし,放牧も行われる。海運業者の信仰が厚い焼火(たくひ)神社,国賀(くにが)海岸などがある。55.96km2。3136人(2010)。

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世界大百科事典 第2版 「西ノ島[町]」の意味・わかりやすい解説

にしのしま【西ノ島[町]】

島根県隠岐(おき)郡,隠岐諸島島前(どうぜん)三島のうち最大の西ノ島全域を占める町。人口4048(1995)。玄武岩溶岩台地が起伏し,東西に走る山脈脊梁となり,内海側と外海側とに分かれている。内海側は中ノ島,知夫里(ちぶり)島に囲まれた袋状の内海湾を抱き,天然の良港に恵まれている。外海側には集落は一つあるのみで,37kmにおよぶ海食断崖が連続する。水産業が基幹産業で,浦郷漁港を拠点に水揚高は県下第3位。

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