西会津[町](読み)にしあいづ

世界大百科事典 第2版 「西会津[町]」の意味・わかりやすい解説

にしあいづ【西会津[町]】

福島県北西端,耶麻郡の町。人口9845(1995)。越後山脈を境に新潟県と接する。町域は南北に細長く,中央を阿賀川が西流し,これと並行して磐越西線と国道49号線(旧越後街道)が通じる。97年全線開通した磐越自動車道の西会津インターチェンジがある。町域の大部分山地で,冬季の積雪は2mを超す豪雪地帯である。中心野沢は阿賀川南岸の段丘上に位置し,近世会津藩の廻米の主要輸送路であった越後街道の宿場町で,村上藩主新発田(しばた)藩主の参勤交代用の本陣が置かれ,阿賀川舟運の拠点としてもにぎわった。

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百科事典マイペディア 「西会津[町]」の意味・わかりやすい解説

西会津[町]【にしあいづ】

福島県北西部,耶麻(やま)郡の町。阿賀川(阿賀野川流域農用地広がり,米,葉タバコ,アスパラガスを産する。中心の野沢は阿賀川に沿う越後街道の旧宿駅で,磐越西(ばんえつさい)線,磐越自動車道が通じる。298.18km2。7366人(2010)。

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