西内紙(読み)にしのうちがみ

精選版 日本国語大辞典 「西内紙」の意味・読み・例文・類語

にしのうち‐がみ【西内紙】

  1. 〘 名詞 〙 常陸国久慈郡西野内村(茨城県常陸大宮市西野内)産の生漉(きずき)楮紙。質はやや粗いが強いので、油紙地紙傘紙大福帳などに用いられ、明治末期から大正初めにかけては投票用紙や印鑑証明用紙に指定された。西の内。西。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android