精選版 日本国語大辞典 「西」の意味・読み・例文・類語
にし【西】
せい【西】
にし‐・す【西】
にし【西】
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太陽の沈む方向。さまざまな語源説があるが、「日のイニシ(往にし)方」の意とする説もある。日の沈む方向は季節によって異なるので、漠然とその方向をいうこともあるが、正確にいう場合は北より左に90度離れた方向(これは彼岸(ひがん)のときの日没の方向にあたる)をいう。十二支名では西は酉(とり)の方角にあたる。南西諸島では本土で北を示す方向をニシとよぶ。これは、冬の季節風の方向が、本土では西寄りであるのに対し、南西諸島では北寄りとなるため、卓越風の方向の違いが、方角名にまで影響しているものと思われる。
地学上、西という方向は、(1)地球の自転の方向は西から東に向かう、(2)前記(1)の影響などで中緯度地方では上層で西寄りの風が卓越している、などの特徴をもっている。
[根本順吉]
語源的には、日の「いにし(往)方」とする『日本釈名(しゃくみょう)』『和訓栞(わくんのしおり)』などの説、日没する意の「ひねし」の転とする『東雅(とうが)』などや、「にぎし(和風)」の義とする『大言海』などの諸説がある。仏教で阿弥陀(あみだ)仏の極楽浄土をいうのをはじめとして、歌舞伎(かぶき)では舞台に向かって左側(上方(かみがた)では右側)半分をいい、相撲(すもう)などの左右対称に記された番付でも左側をさし、東方より一枚格が下とされる。太陽が沈む方向であるため、絶対にありえないことのたとえに「西から日が出る」の諺(ことわざ)があるほか、まったく分別のないことを「西も東も知らない」との諺もある。
[宇田敏彦]
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…観測点から見た地平面の方向を方位といい,東西南北の4基点をもとに北,北北東,北東,東北東,東……など16方位で呼ぶのが一般的である。北は,観測者が太陽の昇る方向(東)に向いたとき左手に当たる方向で,英語のnorthもインド・ヨーロッパ語系のner(on the leftの意)に由来している。…
※「西」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
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