見咎める(読み)ミトガメル

デジタル大辞泉 「見咎める」の意味・読み・例文・類語

み‐とが・める【見×咎める】

[動マ下一][文]みとが・む[マ下二]
悪事欠点などを見てそれを非難する。また、見て不審に思い問いただす。「管理人に―・められる」
見つける。また、見てそれと知る。
お嬢さんひとりが私を―・め」〈太宰斜陽

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「見咎める」の意味・読み・例文・類語

み‐とが・める【見咎】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]みとが・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙
  2. 悪事や欠点などを見てそれを非難する。また、ある物事を見て不審に思う。不審な物事を見て、問いただす。
    1. [初出の実例]「人の不当(なめく)(いや)無しと見咎牟流(みとがムル)をも知らずして」(出典続日本紀‐天平神護元年(765)八月一日・宣命)
  3. 見てそれと知る。見て気づく。見つける。特に、珍しいもの、すぐれているものに注目して取りあげる。
    1. [初出の実例]「かの妻戸のあきたりけるよと今ぞみとがめ給ふ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)野分)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む