精選版 日本国語大辞典 「見当」の意味・読み・例文・類語
けん‐とう ‥タウ【見当】
[1] 〘名〙
① めざすべき、だいたいの方向。めあて。
※合巻・金儲花盛場(1830)上「楊弓〈略〉きさまのあなをねらっているが、とかくけんとうがはづれる」
② だいたいの推測、判断をすること。予想すること。価値などを見計らうこと。また、その結果。
※塵芥集‐蔵方之掟(1533)「絹布之類者、見当半分仁可レ取」
③ 弓矢などの的(まと)。
[2] 〘接尾〙 数詞について、おおよその数である意を表わす語。…ぐらい。…内外。
み‐あて【見当】
〘名〙
みえ‐あた・る【見当】
〘自ラ四〙 自然にみつかる。見あたる。
※狂言記・盗人連歌(1730)「又誰殿は、両人共に見知ていられます程に、自然みへあたりたりとも、別の事も御座るまひ」
み‐あた・る【見当】
〘自ラ五(四)〙 捜していたものが見つかる。目につく。
※浮世草子・好色万金丹(1694)二「古き書にては見あたり侍らず」
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