見聞(読み)ケンブン

デジタル大辞泉 「見聞」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぶん【見聞】

[名](スル)実際に見たり聞いたりすること。また、それによって得た経験知識けんもん。「見聞を広める」「実地見聞する」
[類語]経験体験洗礼苦汁苦杯見聞き耳目追体験遍歴場数を踏む

けん‐もん【見聞】

[名](スル)けんぶん(見聞)」に同じ。
人間同情に乏しい実行も大分―したが」〈漱石吾輩は猫である

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精選版 日本国語大辞典 「見聞」の意味・読み・例文・類語

けん‐ぶん【見聞】

  1. 〘 名詞 〙 見たり聞いたりすること。また、そうして得た知識。見たり聞いたりしての評判。みきき。けんもん
    1. [初出の実例]「万事蕭条離見聞。乾坤容我謝明君」(出典:東帰集(1364頃)次韻酬衡侍者)
    2. 「世間の見聞(ケンブン)をもって、主人よりいひわたす事也」(出典:評判記色道大鏡(1678)三)
    3. [その他の文献]〔鬼谷子‐符言〕

けん‐もん【見聞】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「もん」は「聞」の呉音 ) 見聞きすること。けんぶん。みきき。
    1. [初出の実例]「若遙見聞随喜能喜人心」(出典:観智院本三宝絵(984)下)
    2. 「御所望とござるなら見聞(ケンモン)の一と通りおん物語り仕らん」(出典:西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文一一)

み‐きき【見聞】

  1. 〘 名詞 〙 見たり聞いたりすること。けんぶん。
    1. [初出の実例]「見聞(ミキキ)も功学」(出典:諺苑(1797))

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普及版 字通 「見聞」の読み・字形・画数・意味

【見聞】けんぶん

みきき。

字通「見」の項目を見る

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