見計らう(読み)ミハカラウ

デジタル大辞泉 「見計らう」の意味・読み・例文・類語

み‐はから・う〔‐はからふ〕【見計らう】

[動ワ五(ハ四)]
時間などのおおよその見当をつける。「食事の済んだころを―・って訪れる」
品物などを見て適当なものにきめる。見つくろう。「夕食材料を―・う」
[類語](1見通す見込む見越す見積もる見極める見据える見定める見届ける予測予想予知予断予見勘定計算見当/(2見繕う

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精選版 日本国語大辞典 「見計らう」の意味・読み・例文・類語

み‐はから・う‥はからふ【見計】

  1. 〘 他動詞 ワ行五(ハ四) 〙 見て見当をつける。また、考えて適当にする。みつくろう。斟酌(しんしゃく)する。
    1. [初出の実例]「是は此事によしと見はからひて、其得失を知ってつかふなり」(出典:十訓抄(1252)七)
    2. 「洋服も寸法も見計らって大丸へ注文して呉れ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)

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