規律(読み)キリツ

デジタル大辞泉 「規律」の意味・読み・例文・類語

き‐りつ【規律/紀律】

人の行為基準として定められたもの。おきて。「―を守る」
一定秩序。「―正しい生活」
[補説]「規律」は集団機構の秩序を維持する決まり、「紀律」は風紀に関する取り締まりに用いられることが多い。
[類語]規則きまり規約規程規定ルール本則総則通則細則付則定則概則おきて定めコード規矩準縄条規

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精選版 日本国語大辞典 「規律」の意味・読み・例文・類語

き‐りつ【規律・紀律】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 人の行為の規準となるもの。法則。おきて。法(のり)
    1. [初出の実例]「律は即律令の律にして法律といひ紀律(キリツ)といふ」(出典:授業編(1783)七)
    2. 「故に第四と第五の如きは文章をもて主脳とせる支那の作者の規律(キリツ)にして」(出典:小説神髄(1885‐86)〈坪内逍遙〉下)
  3. 一定の秩序。きまり。順序
    1. [初出の実例]「其詩紀律精詳」(出典:日本詩史(1771)三)
    2. [その他の文献]〔春秋左伝‐桓公二年〕

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普及版 字通 「規律」の読み・字形・画数・意味

【規律】きりつ

おきて。

字通「規」の項目を見る

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