解決(読み)カイケツ

デジタル大辞泉 「解決」の意味・読み・例文・類語

かい‐けつ【解決】

[名](スル)
問題のある事柄や、ごたごたした事件などを、うまく処理すること。また、かたづくこと。「紛争解決する」
疑問のあるところを解きほぐして、納得のいくようにすること。また、納得のいくようになること。「疑問が解決する」
[類語]決着落着落ち着く決まる済む片付ける済ます終える上げる仕上げるこなすやっつける処理料理始末かたを付けるけりを付ける畳む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「解決」の意味・読み・例文・類語

かい‐けつ【解決】

  1. 〘 名詞 〙 事件や問題などをうまく処理すること。また、それがかたづくこと。あるいは、わからないことを解いてはっきりとわからせること。また、わかること。
    1. [初出の実例]「昨は改正案遂に貴族院を通過したり、輿論的宿題は解決されたり」(出典:東京朝日新聞‐明治三〇年(1897)三月一八日)
    2. [その他の文献]〔論衡‐案書〕

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普及版 字通 「解決」の読み・字形・画数・意味

【解決】かいけつ

もつれたことがらをとく。〔論衡案書〕兩傳(あは)せ紀(しる)し、肯(あへ)て處せざるは、渾沌(こんとん)を剖破し、亂絲を解決する~と孰(いづ)れぞ。

字通「解」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内の解決の言及

【協和音】より

…既に16世紀後半から,不協和音の緊張をはらんだ独特な性格が効果的に使われるようになった。しかし不協和音は和声法の体系にあってはあくまでも安定した協和音に導かれて緊張が解かれる(〈解決〉という)べきものと考えられ,協和音に従属するものでしかなかった。やがて不協和音の大胆な用法が発展するに及んで,それ自体で独立した存在意義を獲得するようになり,19世紀後半には解決されない不協和音も登場する。…

※「解決」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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