詩序(読み)しじょ

精選版 日本国語大辞典 「詩序」の意味・読み・例文・類語

し‐じょ【詩序】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 詩稿序文漢詩、漢詩集につけるはしがきの文。
    1. [初出の実例]「贈橘納言賦冬日可一レ愛詩序」(出典本朝文粋(1060頃)八)
    2. 「作文・詩序など、いみじく書く人なり」(出典:徒然草(1331頃)六七)
  3. 中国古代の詩集「詩経」の各篇に施され、一篇の大意を述べた序文をいう。
    1. [初出の実例]「彼漢土の詩序に擬して、作れる者なり」(出典:文芸類纂(1878)〈榊原芳野編〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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