精選版 日本国語大辞典 「説」の意味・読み・例文・類語
と・く【説】
〘他カ五(四)〙 (「とく(解)」と同語源)
① 物の道理を、ことばをついやして相手にわかるように言い聞かせる。理をわけて話す。さとす。説得する。
※地蔵十輪経元慶七年点(883)二「是の如く説(トカ)るる五種の取蘊は」
③ 意味などのわからないところを、ときあかす。解釈して示す。説明する。講釈する。
せつ【説】
〘名〙
① すじみちを立てて述べられた考え・意見・説明・解釈など。
※中右記‐元永二年(1119)八月二五日「外記進射庭付蔵人奏聞、返給、帰本座、外記置筥、常説雖可返給、付行成大納言説不返給」
※虎明本狂言・武悪(室町末‐近世初)「ごくらくが有と云せつもあり、又なひと云せつも有」 〔易経‐繋辞上〕
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