謎付(読み)なぞづけ

精選版 日本国語大辞典 「謎付」の意味・読み・例文・類語

なぞ‐づけ【謎付】

  1. 〘 名詞 〙 前句付けの一種点者謎掛のような題を出し、これを前句として後句(あとく)を付けるもの。その付句字数問題にせず、前句付的要素のなくなったものをいう。江戸時代寛保一七四一‐四四)の頃に流行した。ものはづけ。
    1. [初出の実例]「なぞ附けと申し、褒美さし出し、三笠附、博奕同前の仕方致し」(出典:御触書寛保集成‐四七・寛保三年(1743)一二月)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android