講経(読み)コウキョウ

デジタル大辞泉 「講経」の意味・読み・例文・類語

こう‐きょう〔‐キヤウ〕【講経】

経典講義をすること。

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精選版 日本国語大辞典 「講経」の意味・読み・例文・類語

こう‐きょう‥キャウ【講経】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こうぎょう」とも ) 経典を講義すること。経文意味を説きあかすこと。
    1. [初出の実例]「講堂講経百余人著座」(出典:参天台五台山記(1072‐73)一)
    2. 「日々に講経を開きおはしませるいさぎよき御功徳は」(出典:法華修法一百座聞書抄(1110)閏七月八日)
    3. [その他の文献]〔通俗編‐釈道・講経説法〕

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普及版 字通 「講経」の読み・字形・画数・意味

【講経】こう(かう)けい

経書の義を講説する。〔唐書、儒学上、孔穎達伝〕、太學に幸して釋(せきさい)をる。穎に命じて經をぜしめ、畢(をは)りて釋(せきてん)を上(たてまつ)らしむ。詔りて襃美す。

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世界大百科事典(旧版)内の講経の言及

【講説】より

…仏教の法会に,経典の題名や内容の講経と説経をすること。講経は多く竪精(りつせい)論義という形式をとり,経典の講義にディスカッションを付けるが,講説の場合は講経と説経で,説経は講経を平易にし,例話や比喩でおもしろくしたものである。…

※「講経」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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