謹厳(読み)キンゲン

デジタル大辞泉 「謹厳」の意味・読み・例文・類語

きん‐げん【謹厳】

[名・形動]まじめで、いかめしいこと。また、そのさま。「謹厳な教育者」
[派生]きんげんさ[名]
[類語]実直律儀謹直実体正直忠実誠実篤実真摯至誠信実篤厚大まじめまじめ几帳面生まじめくそまじめ愚直四角四面質実堅実堅気かたぎ生一本一本気勤勉義理堅い義理立て良心的忠実忠実まめまめしいきりきりしゃんきりりきりっと甲斐甲斐しいきびきびてきぱきしゃきしゃきはきはきすいすい忠実まめ忠実まめやか小忠実こまめ手忠実てまめ足忠実あしまめ筆忠実ふでまめ骨身を惜しまずきちんと規則正しい手取り足取りちゃんとしっかりしゃんときちんきちんきっちりかっちりがっちり規則的整然

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精選版 日本国語大辞典 「謹厳」の意味・読み・例文・類語

きん‐げん【謹厳】

  1. 〘 名詞 〙 ( 形動 ) 非常にまじめで、他人の言う冗談やうわついたことを好まぬこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「孫連、以謹厳称」(出典日本詩史(1771)四)
    2. 「何卒謹厳に精神を保って呉れ給へ」(出典:良人の自白(1904‐06)〈木下尚江〉前)
    3. [その他の文献]〔韓愈‐進学解〕

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普及版 字通 「謹厳」の読み・字形・画数・意味

【謹厳】きんげん

つつしみ深く、おごそか。唐・韓〔進学解〕上は~春秋嚴なる、左氏の誇なる、易の奇にして法ある~に規(のつと)り、下は騷・太(遷)のする、(揚)子雲(雄)・(司馬)相如の同工異曲なるに(およ)ぶ。

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