護身(読み)ゴシン

デジタル大辞泉 「護身」の意味・読み・例文・類語

ご‐しん【護身】

他から加えられる危険から身を守ること。「護身術」
護身法ごしんぼう」の略。

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精選版 日本国語大辞典 「護身」の意味・読み・例文・類語

ご‐しん【護身】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他から危害を加えられないよう身を守ること。危険から身を守ること。
    1. [初出の実例]「給国司以下、軍毅以上、護身兵士、守八人」(出典:類聚三代格‐一八・大同五年(810)五月一一日)
    2. 「柔道は護身のためでせう」(出典:彼女と少年(1917)〈徳田秋声〉二)
  3. 真言行者の身を守護して魔障を防ぐこと。護身法を行なうときに、真言行者が読経修法などに際し、それを成就させるため、心身を守護する印や真言を結ぶこと。また、真言行者がこれを行なって、他者を守護することにもいう。
    1. [初出の実例]「わざといとくるしければ、山ごもりしたる禅師よびて、ごしむせさす」(出典:蜻蛉日記(974頃)中)
  4. 護持僧のこと。玉体を加持祈祷して護る僧。
    1. [初出の実例]「今日有着帯事、在憲朝臣来、有祓事、帯護身」(出典:玉葉和歌集‐仁安二年(1167)七月一七日)

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普及版 字通 「護身」の読み・字形・画数・意味

【護身】ごしん

身の安全をまもる呪符

字通「護」の項目を見る

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