豊岡鞄(読み)とよおかかばん

事典 日本の地域ブランド・名産品 「豊岡鞄」の解説

豊岡鞄[その他(工芸)]
とよおかかばん

近畿地方、兵庫県の地域ブランド。
豊岡産のかばん類。豊岡鞄の歴史は、奈良時代から江戸時代柳行李隆盛に始まる。大正時代以降は、その伝統技術をもとに、ミシン縫製技術の導入により旅行鞄やビジネスバッグなどがつくられてきた。今日では、人工皮革・塩ビレザー・ナイロンなどを素材としたかばん類の殆どが豊岡で製造されている。豊岡産の鞄のなかから兵庫県鞄工業組合が定めた基準を満たす企業の優れた製品だけが豊岡鞄として認定される。2006(平成18)年11月、特許庁の地域団体商標に登録された。商標登録番号は第5002122号。地域団体商標の権利者は、兵庫県鞄工業組合。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android