貨幣供給量(読み)かへいきょうきゅうりょう

世界大百科事典(旧版)内の貨幣供給量の言及

【供給】より

…また労働供給については,労働の不効用と賃金収入によって可能となる消費水準の効用との比較,あるいは余暇と消費の限界代替率と実質賃金率との比較を行う消費者行動の分析に基づいて,実質賃金に関して増加的であるが,十分高い実質賃金水準に対しては後方屈折的に減少的となる可能性があることがしばしば指摘される。なお貨幣供給量(マネー・サプライ)とは,統計的には,現金プラス要求払預金を意味するM1あるいはM1プラス預金通貨を意味するM2によって代表されるが,通貨当局が金融政策を通じて供給を調節する通貨量のことである。【林 敏彦】。…

※「貨幣供給量」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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