貨物輸送(読み)かもつゆそう

世界大百科事典内の貨物輸送の言及

【貨物】より

…国際,国内を問わず輸送の対象となる物品を貨物goods,freight,cargoという。国際的にも国内的にも生産の分業化が進展するにつれて商品取引が拡大し,市場の地域的拡大も進む。このような商品市場の地域的拡大を可能にするのが輸送活動であり,輸送の対象となる商品が貨物である。19世紀後半になって国際貿易が活発になるにつれて穀物,鉱石,金属,その他原材料の輸送がふえていった。国際取引の対象となる貨物は,当初はおもに大量に輸送される嵩高(かさだか)貨物bulky cargoであり,乾貨dry cargoであった。…

【自動車】より

…これに対して,自動車交通は〈戸口から戸口まで〉の輸送ができる。したがって,貨物輸送の場合には貨物の積卸しの回数が少なくてすむので,積卸しの時間と経費が節約できるし,荷物の損傷も少なくなる。自動車の性能が向上し,道路の整備が進むとともに,日本や欧米諸国では面的交通手段である自動車交通は鉄道輸送の分野である線的交通の一部についても優位に立つようになった。…

※「貨物輸送」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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