(読み)ガ

デジタル大辞泉 「賀」の意味・読み・例文・類語

が【賀】

喜び祝うこと。祝い。「米寿
勅撰ちょくせん和歌集の部立ての一。祝賀の歌をおさめる。
[類語]祝い祝賀よろこび満悦愉悦喜悦喜色歓喜歓心狂喜驚喜随喜大悦恐悦法悦愉楽悦楽愉快大喜び糠喜び空喜び

が【賀】[漢字項目]

[音](呉)
学習漢字]4年
喜びの言葉を述べて祝う。祝い。「賀宴賀詞賀正賀状慶賀参賀祝賀年賀
加賀かが国。「賀州
[名のり]いわう・しげ・のり・ます・よし・より

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「賀」の意味・読み・例文・類語

が【賀】

  1. 〘 名詞 〙
  2. よろこび祝うこと。ことほぐこと。祝賀。特に長寿の祝いをいうことが多い。→賀の祝い
    1. [初出の実例]「仁和の御時僧正遍昭に七十の賀たまひける時の御哥」(出典:古今和歌集(905‐914)賀・三四七・詞書)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐礼儀志上〕
  3. 香木の名。分類真南蛮(まなばん)香味は甘苦辛。六十一種名香の一つ。足利義満秘蔵の香で、五十の御賀にいたという。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「賀」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 12画

[字音]
[字訓] いわう・よろこぶ

[説文解字]
[金文]

[字形] 会意
加+貝。加は力(耜(すき))を祓い清めてその生産力を刺激する儀礼。貝は魂振り、生産力を刺激する呪器。〔説文〕六下に「禮を以て相ひ奉慶するなり」とするが、魂振りを原義とする。

[訓義]
1. いわう、ねぎらう。
2. よろこぶ、よろこび。
3. 嘉と通じ、よみする。

[古辞書の訓]
名義抄〕賀 ヨシ・ヨロコブ 〔字鏡集〕賀 イノル・ヨロコブ・カス・カハル・ヨシ・ツト・スチ

[語系]
賀hai、加・嘉keai、kai、keaは声義が近く、みなよろこぶ意がある。

[熟語]
賀宴・賀賀廈・賀喜賀儀・賀客・賀慶賀啓賀献賀朔・賀私・賀詞・賀寿・賀書・賀正・賀節・賀銭・賀冬・賀表・賀問
[下接語]
謁賀・恭賀・謹賀・慶賀・参賀・算賀・寿賀・受賀・祝賀・上賀・大賀・朝賀・同賀・年賀・拝賀・表賀・抃賀・奉賀・来賀・臨賀

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内のの言及

【算賀】より

…算賀とは年寿を祝賀する意で算は年齢。後世では賀の祝いという。…

※「賀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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