賢察(読み)ケンサツ

デジタル大辞泉 「賢察」の意味・読み・例文・類語

けん‐さつ【賢察】

[名](スル)相手を敬って、その人が推察することをいう語。お察し。「御賢察下さい」
[類語]察し推量推測推察推定斟酌推断推認了察明察高察拝察忖度憫察びんさつ推考端倪たんげい邪推類推酌量憶測配慮揣摩しま揣摩憶測しまおくそく心配り気配り心遣い気遣い推し量る酌む酌み取る思い思い勘繰る思いやるおもんぱかる推し当てる心当て気を回す見越す察する感じ取る

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精選版 日本国語大辞典 「賢察」の意味・読み・例文・類語

けん‐さつ【賢察】

  1. 〘 名詞 〙 相手を敬って、その人が推察することをいう語。高察。
    1. [初出の実例]「謀計之至、可賢察哉」(出典東寺百合文書‐を・貞和五年(1349)九月・山城拝師庄雑掌光信陳状案)
    2. 「恐れながら御賢察(ケンサツ)下されよと涙と倶に奏すれば」(出典:浄瑠璃源平布引滝(1749)一)
    3. [その他の文献]〔潘岳‐上客舎議〕

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普及版 字通 「賢察」の読み・字形・画数・意味

【賢察】けんさつ

ご推察。

字通「賢」の項目を見る

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