赤提灯(読み)アカチョウチン

デジタル大辞泉 「赤提灯」の意味・読み・例文・類語

あか‐ちょうちん〔‐チヤウチン〕【赤灯】

《「あかぢょうちん」とも》店先に赤い提灯をつるした、安く酒を飲ませる大衆向けの店。居酒屋一杯飲み屋。「赤提灯一杯やる」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「赤提灯」の意味・読み・例文・類語

あか‐ちょうちん‥チャウチン【赤提灯】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「あかぢょうちん」とも )
  2. 赤い紙を張った提灯。
    1. [初出の実例]「七面大菩薩と記せし赤提灯(アカチャウチン)を掛け」(出典:歌舞伎・日月星享和政談(延命院)(1878)三幕)
  3. 赤い提灯を看板に出した店。一杯飲み屋。
    1. [初出の実例]「何処で遊んで来た。温泉宿の赤提灯(アカヂョウチン)か」(出典:崖(1947)〈梅崎春生〉)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android