赤色の袍(読み)アカイロノホウ

デジタル大辞泉 「赤色の袍」の意味・読み・例文・類語

あかいろ‐の‐ほう〔‐ハウ〕【赤色の×袍】

赤色2に染めた太上だいじょう天皇束帯を着用するときに用いた。地は綾、文様八重菊菊唐草が普通。赤色の御衣おんぞ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 オン 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「赤色の袍」の意味・読み・例文・類語

あかいろ【赤色】 の 袍(ほう)

  1. 赤く染めた袍。太上(だいじょう)天皇が束帯を着用するときに用いた。地は綾、模様は八重菊・菊唐草が普通。中世には天皇も用いたことがあり、臣下でも時に摂政関白などが着用した。赤色の御衣(おんぞ)
    1. [初出の実例]「今日有内宴、〈略〉此日摂政着赤色袍」(出典小右記‐正暦四年(993)正月二二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android