走行(読み)ソウコウ

デジタル大辞泉 「走行」の意味・読み・例文・類語

そう‐こう〔‐カウ〕【走行】

[名](スル)自動車などが走ること。「時速三〇〇キロで走行する」「走行距離」
線状の生体組織の連なり。またその向き。筋肉筋線維)、血管神経線維などについていう。「筋肉の走行に沿う」
[類語]運転走る通行運行通る交通往来往還行き来行き交い

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「走行」の意味・読み・例文・類語

そう‐こう‥カウ【走行】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 自動車などが走ること。
    1. [初出の実例]「走行哩数二〇〇から二五〇」(出典:舗道雑記帖(1933)〈高田保〉人釣り道楽業)
  3. 動物の足行の一つあしを強力に連続して動かし、移動すること。
  4. 急ぎ足で進むこと。
    1. [初出の実例]「憶ふに当時は、前後曠野にて、大軍を率ひて走行する、輜重帳営の方も、亦労せること想像せられたり」(出典:米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉四)

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世界大百科事典(旧版)内の走行の言及

【運動】より

…このような移動運動locomotionこそ動物を動物たらしめた基本的な特徴といってよい。移動運動の様式には遊泳,匍匐(ほふく),歩行,跳躍,走行,飛翔(ひしよう),帆翔,ジェット推進などいろいろあり,そのために使われる器官(運動器官)や機構もさまざまである。筋肉運動の場合は,関節をもつ骨格とそれに付着する伸筋・屈筋の組合せが一般的であり,骨格は無脊椎動物では外骨格,脊椎動物では内骨格になる。…

※「走行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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