足蹴(読み)あしげり

精選版 日本国語大辞典 「足蹴」の意味・読み・例文・類語

あし‐げり【足蹴】

〘名〙 足で蹴ること。あしげ。
彼女とゴミ箱(1931)〈一瀬直行〉ゴミ箱「穏順(おと)なしい芥箱(ごみばこ)は男の足(アシ)げりや、吸殻や、唾を我慢しなければならない」

あし‐げ【足蹴】

〘名〙 足で蹴ること。転じて、そのことの価値を認めなかったり、人にひどい仕打ちをしたりすることをいう。多く「足蹴にする」の形で用いられる。
桐一葉(1894‐95)〈坪内逍遙〉三「伊豆守が我が夫(つま)をば、足蹴にかけたとは」

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デジタル大辞泉 「足蹴」の意味・読み・例文・類語

あし‐げ【足蹴】

足で蹴ること。
他人にひどいことをすること。「人を足蹴にする」
[類語]蹴る蹴飛けとばす蹴上けあげる蹴り上げるキックする蹴っ飛ばす蹴破る蹴倒す蹴散らす蹴散らかす・一蹴り

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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