身代り(読み)ミガワリ

デジタル大辞泉 「身代り」の意味・読み・例文・類語

み‐がわり〔‐がはり〕【身代(わ)り/身替(わ)り】

他人のかわりになること。また、その人。「人質の―になる」
[類語]替え玉形代スケープゴートダミー代わり犠牲いけにえ償い代償えじき好餌捨て石人身御供代物別物代表代替代替わり代用代理代行肩代わり代わる代える入れ代わる成り代わる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「身代り」の意味・読み・例文・類語

み‐がわり‥がはり【身代・身替】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 他人の身にかわること。身のかわりに他のものをあてること。他のものでその体の代用とすること。また、その人やそのもの。
    1. [初出の実例]「わがこのみがはりに我こそ死なめ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)
    2. 「Migauarini(ミガワリニ) タツ」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. 取引市場で、解合(とけあい)を申し込まれたものが解合の後にさらに売りなおし、または、買いなおしすること。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

五節舞

日本の上代芸能の一つ。宮廷で舞われる女舞。大歌 (おおうた) の一つの五節歌曲を伴奏に舞われる。天武天皇が神女の歌舞をみて作ったと伝えられるが,元来は農耕に関係する田舞に発するといわれる。五節の意味は...

五節舞の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android