( 1 )「いく」は「的(まと)」を意味する上代語の「いくは」、また「射る」意の「いくふ」と関係があるか。接頭語の「いく(生)」との説もある。「さ」は「箭(や)」の意の「さ」とも、接尾語の「さ」とも考えられる。
( 2 )③の意が資料に現われるのは中古になってからであるが、この意味で多く用いられるようになるのは中世以降である。特に、「平家物語」「保元物語」など軍記物語にはこの意で用いられているものが多い。



の省に從ふ。車は兵車なり」という。
(包)に従って包囲の意を示すとするが、勹(ほう)は金文の字形によると旗のなびく形。旌旗を以て指麾する意。〔礼記、曲礼上〕に「
に士師
るときは、則ち虎皮を載(あ)ぐ」のように、情況に応じて指示する
号の旗をあげた。指麾を取ることをまた揮といい、軍を動詞化した語である。指麾に従って軍を移動することを運という。
立〕軍 イクサ・イクサダチシテ・モロモロ・マホル
・
(運)・
・暈・
・渾・揮など二十二字を収める。そのうち軍の声義をとるものは、一団となって運旋する意をもち、
・
などは飛揚の意をとるようである。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...