轍を踏む(読み)テツヲフム

デジタル大辞泉 「轍を踏む」の意味・読み・例文・類語

てつ・む

前人の犯した失敗を繰り返すたとえ。「前任者の―・まぬようにする」
[類語]懲りずまに二の舞またぞろ性懲しょうこりもない前車のてつを踏むしくじるやり損なう抜かるつまずく失敗し損ずるし損なう過つ誤るとちるどじを踏む味噌を付ける不覚を取る事志ことこころざしと違う仕出かすやらかすてつを踏む改めてまたしてもまたまたたびたび何度よくしばしばちょくちょく往往ちょいちょいしきりしょっちゅう幾度頻繁頻頻しげしげ足繁くあまたたび再びまた重ねて再度再三再三再四再再又もまたもやくれぐれくれぐれも返す返すよくよくとくととっくり重重重ね重ね幾重にも念入り二度と二度と再びくどくどうだうだぐだぐだくだくだたらたらああだこうだ四の五の四の五の言う

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精選版 日本国語大辞典 「轍を踏む」の意味・読み・例文・類語

てつ【轍】 を 踏(ふ)

  1. 先人のしたことをくり返す。また、前の人がおちいった失敗をくり返す。二の舞いを演ずる。前車の轍を踏む。
    1. [初出の実例]「諸君は此轍を踏んで砂糖屋に忠義をお尽しなさるお積ですか」(出典:社会百面相(1902)〈内田魯庵〉増税)

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