農(漢字)

普及版 字通 「農(漢字)」の読み・字形・画数・意味


常用漢字 13画

(異体字)
20画

[字音] ノウ
[字訓] たがやす・つとめる・あつい

[説文解字]
[甲骨文]
[金文]

[字形] 会意
金文字形は田+辰(しん)。辰は蜃器。古くは蜃(しん)(はまぐり)など貝の切片を耕作の器に用いた。・耨(じよく)は草切ることをいう。〔説文〕三上に「す人なり」(段注本)とし、字を「(しん)に從ひ、(しん)聲」とするが、声が合わず、〔伝〕に凶(きよう)声とするのも声が異なる。卜文の字形は林と辰とに從い、もと草(草はら)を辟(ひら)くことを示すものであろう。のち林の部分が艸になり、田になり、曲はさらにその形の誤ったものである。は膿(のう)・(じよう)系統の字で、濃密の意。もと農と関するところはない。

[訓義]
1. たがやす、たづくり、たはたをたがやす。
2. のうふ、たはたをつくる人、たみ。
3. つとめる、はげむ、いそしむ。
4. あつい、てあつい、こまやか。

[古辞書の訓]
名義抄〕農 ナリハヒ

[声系]
〔説文〕に農声として・濃・・膿など六字を収める。おおむね濃厚・濃密なものの意がある。

[語系]
農num、男nmは声近く、〔説文〕十三下に「男は夫なり」とあって、男はもと農夫を意味した。五等の爵の男は、農事管理者をいう。

[熟語]
農役・農家・農歌・農稼農閑・農器・農期・農業農具農芸・農隙・農月農工・農功農耕農郊農墾・農作・農蚕・農志・農事・農時・農収・農穣農穡農植農殖農稷・農人農政・農星・農節・農桑・農丁・農帝・農奴・農畔・農夫・農畝農圃・農末農民・農務・農野・農吏・農力・農廩
[下接語]
勧農・監農・祈農・帰農・耕農・興農・豪農・山農・司農・就農・小農・上農・先農・善農・大農・督農・篤農・貧農・赴農・兵農・勉農・務農・明農・酪農・良農・隷農・老農・労農

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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