近江八幡[市](読み)おうみはちまん

百科事典マイペディア 「近江八幡[市]」の意味・わかりやすい解説

近江八幡[市]【おうみはちまん】

滋賀県中部,琵琶湖東岸にある市。1954年市制。市街豊臣秀次の八幡城の城下町から発達。廃城後も近江商人の町として栄えた。湖東平野の一中心で東海道本線,近江鉄道が通じ,近江麻布,蚊帳,綿帆布,畳表,瓦,薬品などを産する。周辺は米の多産地。湖畔長命寺は西国三十三所31番札所で琵琶湖の展望にすぐれる。1993年に琵琶湖がラムサール条約登録湿地となる。2010年3月蒲生郡安土町と合併。177.45km2。8万1738人(2010)。
→関連項目八幡町三村荘横関

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