追加(読み)ツイカ

デジタル大辞泉 「追加」の意味・読み・例文・類語

つい‐か【追加】

[名](スル)すでにあるものにあとからつけ足すこと。また、そのもの。「料理をもう一皿追加する」「追加注文」
[類語]充てる充当する充塡する当てはめる引き当てる補給塡補穴埋め拾遺補遺補う付加補足補充補うカバー加味補塡補完相補補訂補綴ほてい増補補遺加える足す添える加わる付け足す付け加える付ける付する継ぎ足す花を添える添加添付肉付け割り増し

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精選版 日本国語大辞典 「追加」の意味・読み・例文・類語

つい‐か【追加】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「ついが」とも )
  2. すでにあるものに他のものをあとからつけ加えること。足りない分を補い加えること。また、そのもの。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「七十に余る老母に孝心ふかく廿四孝の追加と、沙汰に乗る孝行者」(出典:浄瑠璃・信州川中島合戦(1721)三)
    2. 「彼は此偏見の上へ、乙(おつ)識者ぶる彼等の態度を追加(ツヰカ)して眺めた」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一六三)
    3. [その他の文献]〔漢書‐五行志〕
  3. 連歌俳諧で所定の興行が終わったのち、さらに興に乗じてつけ加えられた作品。千句の場合、表(おもて)八句、または十句、もしくは五十韻、あるいは百韻を加え、歌仙などの場合は表六句を加えたりする。
    1. [初出の実例]「追加(ツイガ) 〈略〉独吟千句などには其作者の又百韻をしてそへたるも有。多くは表八句のみなり」(出典:俳諧・誹諧名目抄(1759))
  4. 鎌倉幕府・室町幕府によって下された法令の名称。鎌倉幕府では、御成敗式目以後の法令。室町幕府では、御成敗式目は前代同様に本条・本法とよばれ、これに対し室町幕府の制定した法令をいう。

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普及版 字通 「追加」の読み・字形・画数・意味

【追加】ついか

つけたす。

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